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妙法蓮華経(法華経)とは?

 お釈迦様の遺された教えは、南は東南アジアの国々へ広まり、北はガンダーラからヒマラヤを越えて中央アジアへと広まり、やがて中国へと伝わっていきます。多くの求法の僧により、数々の経典が伝えられましたが、その中でも【妙法蓮華経(以下「法華経」)】という経典に、「全ての人には、仏種(仏に成るための種)が具わっており、私達は一人残らず仏様である」という考え方が、もっとも明確に述べられています。

 この【法華経】は、お釈迦様42年間の伝道生活の中で、晩年8年間にお説きになられた教えです。お釈迦様はご自分で「四十余年未顕真実」と仰せられて、「随他意の法門(相手の意に随った教え)」つまり、今まで説いてきた教えは、相手の立場や能力に合わせて語ってきた教えであると明言されました。
そして「随自意の法門(自分の意に随った教え)」つまり、これから説き示す教えは、自分が本当に言いたかった、自分が悟った真理そのものの教えですよ、と言って説かれたのが【法華経】という教えです。
 最後に説かれたこの【法華経】が、「真実のお経典である」と仰せになり、80才で入滅されました。【法華経】は、お釈迦様のお釈迦様の御心をそのまま打ち明けた真実の教えであり、お釈迦様そのものと言えましょう。私達が仏の身となれる唯一無二の教えが、【法華経】ということになります。
 その【法華経】は28品(章)からなり、前半14品を迹門、後半14品を本門と言います。なかでも特に大事な、本門第16品(章)『如来寿量品』では、インド入滅の釈尊(ゴータマ・シッダールタ)の本体として、「久遠実成のお釈迦様」が説き顕されました。過去・現在・未来の三世にわたって滅することなく、永遠(久遠)の命を宿されたお釈迦様のことであります。そんな仏様が、いつでも私達のそばで見守り、悩める私達を仏様の真理に気付かせる為に、各人に必要な方向へと導いてくださっておられる事を、明言されています。