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8月

◎16日(午後2時より) 『お盆施餓鬼大法要』
   「盂蘭盆(お盆)」13日〜16日 早朝5時〜夜9時まで開門。

     ※塔婆申込 1本(6尺塔婆)¥2,500で受け付けております。

 「お盆」と言えば、日本人なら誰でも知っている国民的な行事になりました。日本では、亡くなられたご先祖様や、あるいは父母、祖父母を偲び、子孫達が感謝報恩の気持ち込めて回向供養する行事です。

 インド(梵語)では「お盆」の事を、「ウッランバナ」(逆さ吊りになっているのを救うという意味)と言い、長い間子孫に供養されないで、逆さ吊りの苦しみを受けている死者の霊に飲食を供えて、その功徳で苦しみから救おうとする、インド古来の先祖崇拝に起源をもつ行事です。
 中国で成立した『盂蘭盆経』がその典拠になっています。その『盂蘭盆経』には、お釈迦さまの弟子の目連尊者が、自慢の神通力(心眼)をつかって、亡くなったお母さんの様子を覗いてみたところ、お母さんは死後、餓鬼道という恐ろしく苦しい世界に落ちて、見るも無残に痩せ衰え苦しんでいる姿を見透し、卒倒するほど驚き、そして嘆き悲しみました。「なんとかお母さんを助けてあげたい…」と、お釈迦様に助けを乞い願ったところ、お釈迦様は「衆僧に供養してその功徳の力でお母様を助けなさい」との助言を与えました。
  目連尊者はお釈迦様の仰る通り、雨期の修行を終えた多くの僧侶に供養をまわったところ、無事にお母さんを苦しみから救う事ができたという“孝行説話”に由来します。
日本では先祖供養が主となって広まり、古来の祖霊信仰(祖霊祭)と融合して、現在のように精霊棚を設け供物を供えて、先祖の霊を迎える行事となりました。また、お盆の間に私達僧侶が、各檀家さん宅をまわり、この精霊棚の前で誦経する「棚経」という行事も行われています。

9月

◎23日 『秋季彼岸会』
   午前10時半 午後1時

 春分・秋分の日を「中日」として、7日間行われます。彼岸会とは、そもそも此岸とよばれるこの迷いの世からの脱却。つまり彼岸である霊山浄土(仏様の世界)に想いを馳せる行事であります。霊山浄土に想いを馳せるという事は同時に、自らの親やご先祖様に想いを馳せることにも繋がります。日本独自の彼岸会という好機に、自らの命のルーツについて、想いを深められることをお勧めいたします。

 「彼岸」とは読んで字のごとく「彼の岸」「向こう岸」で、私たちの住む欲望にまみれた迷いの世界「此岸」に対しての「彼岸」、悟りの境地ということです。煩悩まみれの自分自身を、少しでも安らかな悟りの境地に近づけるように努力する期間、それが本来のお彼岸の意味です。お彼岸には、ご先祖様へ追善供養の法要や、お墓まいりをして、ご先祖様の霊を供養する行事となっています。彼岸の「中日」とは(春分・秋分の日)、昼と夜の時間の長さが全く同じという事で“中日”と言います。仏教の説く「中道(偏らない)」の教えと「中日」が重なったところから、日本独自の仏教行事として、定着しております。